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忘れられない思い出の山、昭和新山

私は37歳の男性で、北海道に住んでいます。
私の家族や親戚は旅行が好きだったので、子供の頃から、北海道の様々な地域へ、旅行に出かけていました。

そんな子供の頃に行った場所の中で、特に北海道の洞爺湖周辺にある昭和新山が印象に残っています。
昭和新山はもともと畑だった所が盛り上がって出来た火山で、常に噴煙が立ち昇っています。
その赤黒く巨大な火山を間近で見た時、その大きさに迫力と恐ろしさを感じました。
また、危険を感じて、一刻も早くその場所から逃げたいという気持ちになったのを覚えています。

それから、30年程が過ぎ、私も大人になりました。2015年頃、家族だけの旅行で再び昭和新山を訪れました。
私にはもう一度、昭和新山を見に行きたいという希望があり、それを知った家族が再訪を実現してくれたのです。その火山は同じ場所で、昔と変わらずに噴煙を上げていました。
子供の頃、恐ろしかったその山に、私は懐かしさを感じて、しばらくの間、見続けていました。私にとって昭和新山は、そんな思い出の場所です。